かねてから良好だった、息子KJと愛車マルク(ミラジーノ)。
マルクはKJの成長をいつもそばで見守って、あげくの果てには絵本にまでなっちゃってその誕生日を祝福したわけですが……。
とうとう彼の思いが報われる時が!

0歳10ヶ月でバイバイを覚えたKJ。
まいにちぼくが仕事に行くのをこんな感じで見送ってくれたり、世の中のゆく人来る人に手当たり次第手を振るわけですが。

そんな彼が、人以外で唯一、手を振るやつがおります。

そう。マルクです。


家の前に停まったマルクを指差し…

 手を振る手を振る。
お出かけしたときは、駐車場にマルクを見つけて手を振る手を振る。
寝室の写真、スマホの画像…マルクとわかるや、おーいって手を振って。

挙げ句の果てには、熱烈なチッスをBucchuuuuuu……
おい、お前らいつからそんな関係に……焼くぞ。


ぼくらが大切にしてるからかな。たった1歳のKJも、車のことを家族だって思ってくれているようで、なんだか感動してしまいました。



いまは背中から「見るお手伝い」だけど、いつか、一緒にマルクを洗車してやろうな。

それがぼくの、ささやかな夢。

 (夫)

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