シーリングの常設灯を増設するDIY【調光器・スイッチ対応】電気工事不要

 

後から室内灯を増やすとスイッチが…

一般に、後から部屋の明かりを増やしてもスイッチが部屋の明かりと別になってしまうのが、ライト類のDIYにありがちなモヤモヤポイント。
スタンドライトとか、間接照明とか、後から付け足した照明というのは、大抵がコンセントプラグ接続になってしまいますよね。。。

そこで、前回作ったシザーランプは、後からDIYで増灯したにも関わらず、ちゃんと部屋の明かりのスイッチで常設灯と連動してオンオフできる仕様にしました。
それも調光器で光量調整もできるように。

今回は、部屋の明かりで常設ライトと一緒にオンオフできる、室内灯の増やし方をご紹介します。

まず我が家の仕様

我が家の寝室には、ベッドの真上に一般的な丸型シーリングソケットが一つあるだけ。

このシャンデリアを、部屋の入り口と枕元の調光器の2箇所から操作することができます。

枕元の調光器

ちなみにぼくは電気工事士の資格を持っていないので、天井裏・壁裏の作業はできません。

室内灯DIYに使ったアイテム

必要なのはたったこれだけ。全部で1000~2000円くらい。

  • パナソニックWG-4481PK
  • ELPA引掛シーリングアダプター
  • よくある延長コード3m

パナソニックWG-4481PK

天井のシーリング(一口)を、シーリング一口・コンセント一口に分岐させるアイテム。

ELPA引掛シーリングアダプター

こちらは逆に、コンセント一口をシーリングの差し込み口に変換するアイテム。

延長コード3m

家電とかに使うただの延長コードです。

スイッチ・調光機対応の室内灯DIY

ようは、天井のシーリングとシャンデリアの間にWG-4481PKを噛ませることで、シーリングとコンセント穴に分岐させ、そこから延長コードで電源を取り、延長コードの先に引掛シーリングアダプタをセットする…という話。

シーリング
  ↓
WG-4481PK→シャンデリア
  ↓
延長コード-引掛アダプタ-シザーランプ

…という感じです。図にするとこんな感じ。
ちなみに、世の中にはシーリングソケットのまま伸ばせる延長コードも売られていますので、そちらでもOK。

但し、一般的な延長コード+アダプターで1000円程度に対して、シーリング延長コード はそれだけで2000~3000円。ぼくは安くて加工しやすい普通の延長コードをチョイスしました。

スイッチ・調光機対応の室内灯DIY

ではさっそく。 天井の丸型シーリングとシャンデリアの間にWG-4481PKを噛ませます。
 このように、シーリングソケットとしてシャンデリアをぶら下げつつも、電源用のコンセントができます。

このコンセント差し込み口に延長コードを差し込み…

延長コードの反対側に、下の引掛シーリングアダプターをセット。
コンセント穴を天井のと同じシーリングソケットに変換します。
  あとは、ここにシザーライトのシーリングプラグをセットすればOK。

せっかくなので露出配管&化粧カバーを作成

 このままでは見栄えが悪いので、化粧カバーと露出配管を作成します。
まずは化粧カバー。家にあった適当な箱(ネジの箱や名刺の箱が良いです)。

 これをバターミルクペイントで塗って、カッターで切って、こんな風にします。※天井用
続いて露出配管。
延長コードを1箇所ぶった切り、塗装済の塩ビパイプに通し、別売りのプラグ(百均やホームセンターに打ってます)で組み立てます。
 このように。
塩ビパイプ用の金具で天井に固定し、先ほどの化粧カバーを設置。
 シザーライト側は切り欠きナシで化粧カバーを作成。
これで、ばっちり常設灯のシャンデリアと同じスイッチでオンオフ・調光できるようになりました。

以上、シーリング室内灯をDIYで増灯する方法でした。
露出配管の作り方については、下記ページに詳しく記載しています。
よかったらどうぞ!

憧れの露出スイッチをDIY【配管・ボックスむき出し】

天井のシーリングソケットを分岐させれば部屋の電気スイッチでオンオフできる

天井のシーリングソケットを分岐させ、コンセント式の電気プラグに変換する。
この技を使えば、例えばデスクライトとかワークランプとか、スタンドライトとか、コンセントに挿して使う照明も、クリスマスツリーの電飾も、部屋の電気スイッチで常設灯と一緒にオンオフできるようになります。あらゆる後付け照明が、煩わしい手元スイッチから解放されるのであります。

さらに、シーリングソケットから分岐させた後にタコ足化すれば、一度に複数の照明をコントロールすることが可能に。

なお、タコ足で増設される際は、くれぐれも電気がキャパ超えたりして火災の原因にならないようご注意下さい。
※あくまで自己責任で、電気に詳しい人と一緒に施工されることをお勧めします。

まずはよく使うスタンドライトあたりを、部屋のスイッチと連動させてみてはいかがでしょう?


 (夫)





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