ミラジーノL700にアウターバッフル風のスピーカーグリルをDIY(パテ不使用)
パテを使わず、アウターバッフルっぽいレトロなスピーカーグリルをDIY。過去に16cmにスピーカーを交換しインナーバッフル化したのですが、ずーっと純正グリルのままでした。
ガードを間引きして音ヌケをよくしていたものの、ドアトリムがどうも完全にしまりきっていないような 感じでずっとモヤモヤしていたので、思い切ってグリル部分を作り直すことに。
パテ盛りしてアウターバッフルみたいなのを作れたらカッコイイのですが、KJがお昼寝している間に作業を終えるのは困難。
※基本的にこの手の作業はKJが寝ている早朝or昼寝中にするというのがマイルール。
そこで、今回は既製品のスピーカーグリルとベニヤ板を使って古いスピーカー風のパネルを作成することにしました。
ミラジーノのスピーカーグリルの材料
パテ盛りがない分、だいぶ作業はシンプル。今回使用するのはこれ。ネットで買った16cm用のスピーカーグリル(マットブラック)。
そして、厚さ3mmのシナベニヤ。
ベニヤはもう少し厚くてもいいですが、ある程度曲がるものが良いです。
あとは家具の下に付ける厚さ1センチくらいの樹脂クッションが、主な材料です。
ではでは、DIYスタート!
ミラジーノのスピーカーグリルDIY
まずは既存のドアトリムを豪快にカット。リューターで切ろうと思ったのですが歯が立たず。
結局オルファで切るのが一番早かったです。
3~4回力を込めてなぞるとばこっ、と外れました。
ミラジーノL700系のスピーカーって、ドアトリムのグリルから中心が上にずれてますよね…。
アンバランスになりそうな予感。
内張の上からコピー用紙を当てて、形をなぞります。
型紙からシナベニヤに転写して…
ジグソーで切る。
と、ここでトラブル発生。家にあると思っていたコンパスがない!
だが、今から買いに行っていてはKJが起きてしまう。
結局、思いつく限りの半径16cmを家じゅうから探した結果…
ピッタリなやつがいらっしゃいましたw
10年前に空焚きされてなお、ぼくのためにお湯を沸かし続けている20年来の相棒。コーヒーケトル。
こんな役まで請け負ってくれるとは、信頼の証ですな。。。
さあ綺麗な円が描けました。ジグソーでくりぬきっ。
曲線切りって初めてだったんですが、意外となんとかなりますね。
以前作ったセンターコンソールのパネルごと水性ステイン(けやきとオリーブのブレンド)で塗り塗り。
3~4回塗り重ねながら、ミラジーノの純正の木目パネルと近い色味を目指し、ブレンドの配分を変えて行きます。。
塗り塗りできたところで、全体を軽くヤスリがけ。
裏に両面テープと、百均で売っている円形の樹脂クッション材をぺたり。
写真が見づらくてあれですが、両面テープは上部、クッション材は下部になります。
ドアトリムがなだらかな曲面なので、ベニヤを曲げつつ、下部は少し浮かせた方がフィットするためです。
隙間から音がまわらないように、隙間テープを詰め込み詰め込み…。
※隙間テープ↓
さらにEDPMスポンジシートをスピーカーぴったりのサイズに切ってトリム内側側から貼り付け。
これがないとせっかくのデッドニングが水の泡。
音質低下はもちろん、ロードノイズの増大を招きます。
家にあったM3の皿ネジで仮付け。一応、色が合うようにネジは黒く塗装。
…が。
なんかチープ。
気にくわない。
理由はすぐにわかりました。
・シナベニヤのでこぼこが光を乱反射させて安っぽくぎらつくのが気になる
・黒塗装した皿ネジがそのままベニヤに刺さっている
・ベニヤの断面がちゃんと塗れていない
安っぽいままでは満足しないので、即やり直し。
60番で徹底的に表面をヤスリ掛けし、120番、400番となだらかに。
ベニヤを薄さと曲げ強度だけで選んでしまったのですが、いま思うとシナベニヤよりラワンの方が木目が綺麗に出て綺麗かもしれません。シナベニヤって、ステインよりペンキ塗りする用ですもんね。どっちかというと。
さて、表面がつるつるになったところで再塗装。
ビンテージワックス(エボニーブラック)で木目を意識した汚しをいれていきます。ついでに断面部分もこいつでぬりぬり。
続いて、ネジがチープな件は、ワッシャーの代わりに、皿ネジの形にフィットするよう黒いハトメをつぶして噛ませます。
さらにアルミテープにデザインナイフで「Komorifusai」と掘って、
百均のフェイクレザーカードケースを正方形にカットしたものにぺたり。
完成。Komorifusaiバッジがワンポイント。
ビンテージワックスにより古い木の質感も出て、これならば満足できます。
音のヌケもいっそう良くなって、またまた愛着が沸きました。
(夫)
ほかにもいろいろいじってます。>> ミラジーノの内装カスタム一覧