だいの大人がこんなこと言うとちょっとあれですが、子供の頃から、大切にしているモノには、魂があると思うタイプでした。
実家には、ぼくより年上の扇風機やオーブントースターがあって、ぼくは小さな頃から彼らを「センパイ」と呼んでいました。
扇風機はぼくがハタチになる前に他界してしまったけれど、オーブントースターは今でも現役な模様。そろそろアラフォーです。
子供の頃から好きだった遊びは、工作やオモチャの改造。
とにかく身の回りのモノに命を吹き込みたかった。
今でもふとしたときに「いつもありがとう」とモノに話しかけてしまうことがありますが、その最たるものが、愛車のマルクとこの我が家。
どちらもDIYで命を吹き込んでいった、大切な宝。
行ってきます、ただいま。
おやすみ、ありがとう、よろしくな。
ついつい言葉が口を継いで出ます。
そんなマルクと息子KJは今。
去年の冬はマルクやマルクの写真に向かって手を振るそぶりを見せていましたが、言葉が出始めてからは…。
散歩帰りに。
「マルク、ただいまー」
よーく走ってくれた後に。
「マルク、なでなで」
ふとしたときに。
「マルク、しゅき。ぎゅーっ」
ぼくがマルクを大事にしているのが、横で見ていて伝わったかな。
それとも、一歳のときにプレゼントしたあの絵本を読んで、彼の中でもマルクに命が吹き込まれたのかな。
ぼくがマルクを洗っていると、絵本の中みたいに「マルクじゃぶじゃぶしゅるー」と手伝ってくれるしね。
どちらにせよ、気持ちが伝わったことには変わりないね。
愛犬と息子を見るような、微笑ましい気持ち。
KJ、その気持ちをいつまでも大切にしていてね。
そしてマルク、これからも息子の成長を、一緒に見守って。家族3人をいろんな場所に連れてっておくれ。
(夫)











