木製ソファをDIYで作る
あー……汗水垂らして自分たちで作ったソファに寝転がる喜び。
なんて気持ちが良いんだろう…。

というわけで、ついにソファ作っちゃいました。
こんにちは、夫です。
新婚時代から使っていた、この2シーターのソファ↓
ごらんのように、KJも大きくなってきて、いよいよ三人家族では手狭になって来たので、ついにソファ作りに挑戦することにしました。
といっても、大きすぎると置き場所がないので、家のリビングに合わせて、130cm幅のセミ3シーターくらいのサイズで検討します。
まあ、やせ型家族なので三人並んでじゅうぶん座れるでしょう。
大物なので、ひたすらワクワクします。
三人座ってもびくともしない強度と、手持ちのツール&スキルでできる形状を、夜な夜な悩み抜いて考案したのが、こちら。
6本脚にすのこ状の背もたれ部分を斜めにはめ込んだ形状。
家具作りで最も難易度が高いのは、太いツーバイ材を斜めカットすることですが、この形なら、1カ所しか斜め切りしなくて済むのでなんとかできるだろうと。
合うサイズのスポンジは売っていないし、ウレタン専門業者からソファ用のスポンジを量り売りしてもらうとやたら高いし……。
いろいろ検討した結果、ウレタンは包丁で切れることが判明。
なので、ベッド用マットレス(高密度ウレタンフォーム)を包丁でぶった切って代用することにしました。
その件はまた、別の記事で。
ジグソーで直線出しは厳しいので、今回もカットサービスで切ってもらってから持ち帰り。
その数、26カ所(笑)
店員さんにも「何作るの」と聞かれました。。。
材料が多いので、間違えないよう木材ひとつひとつに名前を書いていきます。
ではさっそく組み立てへ。今回はこんなものを使いました。
ドリルガイドキット。ダボ穴をまっすぐ開けるためのツールです。
これがなかなかイイ。超正確にとはいきませんが、じゅうぶんです。
このようにして、横方向は(6本脚だと真ん中の脚にネジが打てないこともあって)ダボで固定。
木工用ボンドとダボだけでかなりの強度になるものです。
角度を測ってマーキングして、ジグソーで一息に斜めカット。
こちらもダボでガンガン組み立てていきます。
妻の助けを借りつつ、前脚と後ろ脚を貫板でつなげます。ここはスクリューネジを使用。
といっても、美観を損ねないよう、深めにねじ込み、あとで上からダボでねじ穴を隠すダボ穴隠しで組み付けていきます。
だいぶ形になってきました。
次はこの上に座面を取り付けていきます。
ボンドを塗りたくり、3枚の座面板と、38×38×1300(背もたれバー(下) →1300 ※貫通)の角材を乗せます。
38×38の角材は、座面と少し隙間をあけ、後ろ脚/背もたれフレームにくっつけるかたちで固定。
ここの隙間に後ほど背もたれが取り付けられます。
「ウェーイ」
いいところに来たっ!
KJが漬け物石になってくれている間に、スクリューネジで固定していきます。
続いてこちらは背もたれ部分。
板材を等間隔に並べ、すのこ状に組み合わせています。
「背もたれ板 →400×5」を「背もたれバー(中)→19×63×1224」と「背もたれバー(上) →38×38×1224」で留めていきます。
これを先ほど作った座面の隙間に差し込みつつ、長めの後ろ脚にビスで固定。
試しにクッションを置いてみましょう。
うむ、良い感じの角度。
構造わかります? 背もたれの板は、座面後ろの隙間と後ろ脚兼フレームが支えています。
あとは、背もたれが下にずれたりしないよう、ソファを寝かして座面裏の隙間に当て板を。
これで構造的には完成です。
いよいよ残るは仕上げ。
あとはねじ穴にダボを突っ込んでのこぎりでカット。
ねじ穴をダボで隠すダボ穴隠しです。
ダボの切断が終わったら、全体をやすりがけ。
そこへKJ。
KJ「オテチュダイシターイ」
と申し出てくれたので、今回は取り忘れた角のやすりがけをやってもらいました。
KJ「シュリシュリー」
うむ、なかなかいい手つき。ありがとね!
あとは水性ステインでひたすら塗装。
クッションの色とけんかしないよう、彩度が低いオークを使用。
ほぼ1回塗り。いい雰囲気が出て参りました。
さらに仕上げはビンテージワックス(エボニーブラック)で。所々に汚しを入れていきます。
完成。使い古されたような良い味が出ました。
新婚時代から使っていた、この2シーターのソファ↓
ごらんのように、KJも大きくなってきて、いよいよ三人家族では手狭になって来たので、ついにソファ作りに挑戦することにしました。
といっても、大きすぎると置き場所がないので、家のリビングに合わせて、130cm幅のセミ3シーターくらいのサイズで検討します。
まあ、やせ型家族なので三人並んでじゅうぶん座れるでしょう。
ソファのフレームをDIYで作る・設計編
というわけで、まずはどんな構造にするか設計から。大物なので、ひたすらワクワクします。
三人座ってもびくともしない強度と、手持ちのツール&スキルでできる形状を、夜な夜な悩み抜いて考案したのが、こちら。
6本脚にすのこ状の背もたれ部分を斜めにはめ込んだ形状。
家具作りで最も難易度が高いのは、太いツーバイ材を斜めカットすることですが、この形なら、1カ所しか斜め切りしなくて済むのでなんとかできるだろうと。
ソファクッション部分はマットレスで
ソファDIYで悩むのが、クッション部分を何で作るか。合うサイズのスポンジは売っていないし、ウレタン専門業者からソファ用のスポンジを量り売りしてもらうとやたら高いし……。
いろいろ検討した結果、ウレタンは包丁で切れることが判明。
なので、ベッド用マットレス(高密度ウレタンフォーム)を包丁でぶった切って代用することにしました。
その件はまた、別の記事で。
ソファのフレームをDIYする材料
というわけで、マルクを飛ばして家族3人でいつものホームセンターへ。
【38×38×3650】
前脚 → 240を3
後脚 → 600を2 +ハザイ
後脚 → 600を2 +ハザイ
※後ろの真ん中の脚は、ハザイを後ほど角度に合わせてカット
【38×38×3650】
背もたれバー(下) →1300 ※貫通
背もたれバー(上) →1224
脚貫板(前後の中央) → 560×1
【19×63×3650】
脚貫板(前後) → 590×4
脚貫板(サイド)→ 560×1
【19×63×1850】
脚貫板(サイド)→ 560×1
背もたれバー(中)→1224×1
【19×184×3650】
座面板 → 1300×2
背もたれ下の板 →200×4
【19×184×3650】
座面板 → 132×1300を1
背もたれ板 →400×5
材料費、しめて7500円程度。
材料費、しめて7500円程度。
ジグソーで直線出しは厳しいので、今回もカットサービスで切ってもらってから持ち帰り。
その数、26カ所(笑)
店員さんにも「何作るの」と聞かれました。。。
手作りソファのDIY・施工編
まずは脚部と貫板と背もたれのフレームをざっくり仮組してみましょう。材料が多いので、間違えないよう木材ひとつひとつに名前を書いていきます。
ではさっそく組み立てへ。今回はこんなものを使いました。
ドリルガイドキット。ダボ穴をまっすぐ開けるためのツールです。
これがなかなかイイ。超正確にとはいきませんが、じゅうぶんです。
このようにして、横方向は(6本脚だと真ん中の脚にネジが打てないこともあって)ダボで固定。
木工用ボンドとダボだけでかなりの強度になるものです。
前脚部分完了。
続いて後ろ脚ですが、後ろは真ん中の脚が両脇よりも少し短く、斜めに傾斜して背もたれのフレームを受け止める形状につき……
角度を測ってマーキングして、ジグソーで一息に斜めカット。
こちらもダボでガンガン組み立てていきます。
妻の助けを借りつつ、前脚と後ろ脚を貫板でつなげます。ここはスクリューネジを使用。
といっても、美観を損ねないよう、深めにねじ込み、あとで上からダボでねじ穴を隠すダボ穴隠しで組み付けていきます。
だいぶ形になってきました。
次はこの上に座面を取り付けていきます。
ボンドを塗りたくり、3枚の座面板と、38×38×1300(背もたれバー(下) →1300 ※貫通)の角材を乗せます。
38×38の角材は、座面と少し隙間をあけ、後ろ脚/背もたれフレームにくっつけるかたちで固定。
ここの隙間に後ほど背もたれが取り付けられます。
「ウェーイ」
いいところに来たっ!
KJが漬け物石になってくれている間に、スクリューネジで固定していきます。
続いてこちらは背もたれ部分。
板材を等間隔に並べ、すのこ状に組み合わせています。
「背もたれ板 →400×5」を「背もたれバー(中)→19×63×1224」と「背もたれバー(上) →38×38×1224」で留めていきます。
これを先ほど作った座面の隙間に差し込みつつ、長めの後ろ脚にビスで固定。
試しにクッションを置いてみましょう。
うむ、良い感じの角度。
構造わかります? 背もたれの板は、座面後ろの隙間と後ろ脚兼フレームが支えています。
あとは、背もたれが下にずれたりしないよう、ソファを寝かして座面裏の隙間に当て板を。
これで構造的には完成です。
手作りソファのDIY・フレーム部分の仕上げ
いよいよ残るは仕上げ。
あとはねじ穴にダボを突っ込んでのこぎりでカット。
ねじ穴をダボで隠すダボ穴隠しです。
ダボの切断が終わったら、全体をやすりがけ。
そこへKJ。
KJ「オテチュダイシターイ」
と申し出てくれたので、今回は取り忘れた角のやすりがけをやってもらいました。
KJ「シュリシュリー」
うむ、なかなかいい手つき。ありがとね!
あとは水性ステインでひたすら塗装。
クッションの色とけんかしないよう、彩度が低いオークを使用。
ほぼ1回塗り。いい雰囲気が出て参りました。
さらに仕上げはビンテージワックス(エボニーブラック)で。所々に汚しを入れていきます。
完成。使い古されたような良い味が出ました。
別行程で制作したクッション部分を置いてと……
じゃんっ。
余裕で三人座れますな。
軟らかすぎず、少々堅めだけど、座り心地ばっちり。
我が家に新しい憩いの場ができました。
余裕で三人座れますな。
軟らかすぎず、少々堅めだけど、座り心地ばっちり。
我が家に新しい憩いの場ができました。
次回は、ベッド用マットレスを包丁でぶった切る? ソファクッション制作編