できるだけ快適な乗り心地になるよう、専門知識もない中、お金をかけない範囲で手探りのデッドニングや静音化をしてきました。
結果、そこそこな普通車に負けないくらいの静かさにはなったかな…という感じです(60kmまでの比較)。
結果、そこそこな普通車に負けないくらいの静かさにはなったかな…という感じです(60kmまでの比較)。
ここでは、我が家のミラジーノに施した静音・デッドニングで、効果があったもの、なかったものをご紹介します。
これまでに施工した場所
・ドアトリム4枚
・リアラゲッジルーム
・ダッシュボード
・エンジンルーム
・エンジンマウント
・ロアアームブッシュ
・エンジンマウント
・ロアアームブッシュ
・フロア/タイヤハウス室内側
・ドア4枚の隙間テープ
・静音タイヤ
・Aピラー内側
・Aピラー内側
ドアトリムのデッドニング
一番効果的だったのは、最初に施工したドアトリム(内張)内。
本来であればビニールシートを全て剥がしてメンテナンスホールを塞ぐべきでしょうが、ぼくはビニールの上からブチルテープを貼り、その上にアルミテープを貼って塞いでいます。
さらにその上から内張と同じ大きさに切ったシンサレートを詰め込み。配線やドアノブのワイヤーなど、ビビリがありそうな箇所は全てシンサレートでぐるぐる巻きにして、内張を元に戻します。
車外の音が聞こえにくくなり、室内の保温性もかなり高まりました。
あと、ドアを閉めたときの音がバイン→バタンになりました。
リアラゲッジルームの静音化
効果…△
材料費…ドアトリムに同じ
材料費…ドアトリムに同じ
スペアタイヤを積んでいる場合、リアラゲッジルームはロードノイズの温床だという話をよく聞いたので、スペアタイヤを外して剥き出しになった鉄板にブチルテープとアルミテープを貼りまくり、シンサレートを敷き詰めた上からスペアタイヤを乗せました。
残念ながら、効果はほぼ変わらず。
後部座席に居ると多少は違うのかもしれませんが、運転席からだと全く変化に気付きません。
ミラジーノはトノカバーとリアシートで完全にトランクルームと室内側が分けられているので、あまり効果がなかったのかも。。。
ダッシュボードのビビリ取り
効果…○
材料費…300円
材料費…300円
特定回転数で内張がビビるのを防ぐため、ダッシュボードとフロントガラスの隙間にゴムモールを挟み込みました。
結果は、「ブウウウン!」という不快なビビリ音が「むもーん」という小さくこもった音に。消音はできませんでしたがずいぶん快適になりました。
エンジンルームの静音化
効果…○
材料費…2,209円(amazon価格)
材料費…2,209円(amazon価格)
エーモンのエンジンルーム静音シートを使い、ボンネット裏を静音化。
今まで走ってる感を出すためあえてエンジン音は残してたんですが、倉敷行くときにムーヴに乗ったらエンジン音が静かだと疲れないとわかったので施工。
ボンネット裏に貼っただけだとアイドリングは静かになりますが、ターボが作動したとき相変わらずうるさいので、小さく切ってターボチャージャーのエアインテーク裏に滑り込ませ、付属のアルミテープで固定。
結果は…完全にエンジン音が聞こえなくなるわけではないものの、全体的にそれまでの70~80パーセントの音量になった感じです。
聞こえるけどうるさくない、疲れないといったところでしょうか。
エンジンマウント交換
効果…◎交換費用…27,000円(部品代含む)
製造後、一度も変えられていなかったミラジーノのエンジンマウント。
交換すると、劇的な変化が。
まず、ミラジーノの持病であるハンドルのプルプルが現象。
徐行時にちょっと振動を感じていたのが、ぬるーっと滑るように走る感じに。
肝心の音はというと、エンジンルーム静音シートと相まって、すんごい静かになりました。
アイドリングや徐行時の音はほぼゼロ。
思いっきり踏み込んだときも、ターボの音が遠くからマイルドに聞こえてくる感じです。
ちょっと音楽を消して、静かさを確かめるように走りたい。そんな風に思えるようになりました。
フロア・タイヤハウス室内側のデッドニング
効果…△
材料費…ドアトリムに同じ
材料費…ドアトリムに同じ
この黒いカーペットのさらに下、向きだしの鉄板一面に施工してます |
フロアカーペットを半分くらいめくって、タイヤハウス裏・ペダル類裏~運転席と助手席の足元までブチルテープとアルミテープ重ね貼り、シンサレート敷き詰め。
適当に施工したので、効果はあまり得られず。ただ、シンサレートを入れたことでフロアがふかふかになり、長時間ドライブでも足裏やカカトが疲れなくなりました(笑)
タイヤハウス室内側の追加デッドニング
効果…○
アルミテープとシンサレートではあまり効果を感じなかったので、ちょっと追加の施工を。
再度、タイヤハウス裏のトリムを外し、鉄板に空いた穴をアルミテープで室内側から塞ぎ、シンサレートを充填。さらにアクセルペダル裏あたりにEDPMスポンジシートを貼り付けました。
ドア4枚の隙間テープによる静音化
効果…◎
材料費…400円
材料費…400円
エーモンから、ドアの隙間に貼る風切り音防止テープというのが出ています。ドアを閉めたとき、ウェザーストラップに当たる部分にゴムモールを貼っておくことで、隙間を埋め、外の音をシャットアウトするという原理の模様。
普通の隙間テープでよくね?と思ったので、ダイソーにて屋外用の隙間テープを8メートル購入。
ウェザーストラップをマーカーペンでなぞり、勢いよくドアを閉めると、車体側にマーカーが付着します。そこに隙間テープを貼っていきます(粘着テープは製品に元から付いている奴で)。
施工して1年以上経ちますが、きちんと脱脂していれば剥がれません。
ドア内張ほどではないですが、機密性が高まり、効果アリです。風切り音やすれ違いざまの車の音が小さくなります。
静音タイヤ(ダンロップ・ルマン4)
効果…◎
中にスポンジの吸音コアが入ったルマン4というタイヤ。レグノほど高価ではないものの、静音タイヤをうたっています。
3年落ちのNEXTRYからこちらに履き替えると、ロードノイズが激減。
高速で会話がしやすくなり、音楽のボリュームもいつもより少し小さくてOKになりました(21→17くらい)。
ただ、ここまでいろいろやってもまだまだ残っているのが、ゴーという低音のロードノイズ。
中央道とか、路面の粗いところをそれなりのスピードで走るとやっぱりかなり気になります。
中央道とか、路面の粗いところをそれなりのスピードで走るとやっぱりかなり気になります。
こればかりはお金をかけないとダメなのかな…。
ロアアームブッシュ交換
効果…○車検のときに、ロアアームのブッシュが切れてますよという話になり、交換。
ロアアームブッシュといえば、タイヤからくる走行ノイズや振動がボディに伝わらないよう相殺する役割のやつ。
今までのロードノイズの原因は、これか!
交換の結果は…ロードノイズが1トーン静かになった!
(ついでにサスの動きもよくなった気がする)
まだまだ荒れた路面ではゴーゴー言いますが、カーステの音楽をかき消してしまうほどではなくなりました。
一度も変えたことのない人は効果あるかもしれません。
交換費用…10,000円(部品代含む)
Aピラー内デッドニング
効果…○Aピラーの内張を剥がすと、プッシュリベット用ではないただの穴があったので、念入りにアルミテープとガラスクロステープで塞ぎ、エーモンのエンジンルーム静音シートのあまりを二重貼り。
写真はフレーム側ですが、内張側にも貼っています |
ミラジーノL700sのデッドニングをここまでやってみた結果
60kmくらいまでなら、クラウンタクシーと同じくらい静か…かもしれない、というところまで来ました。静かだからか、新東名とかでスピードを出しても頼りない感じが一切しません。
オススメは比較的費用もかからないドアトリムとエンジンルーム静音シート、そして静音タイヤへの交換。あと、意外とAピラーが効果ある気がします。
やってみて思ったことは2つ。
シンサレートを敷き詰めても、大元の穴をしっかりアルミテープで塞いで密閉性を高めないと意味がないということ。
そしてどんなにしっかり静音しても、ロアアームブッシュやエンジンマウントといった消耗品をしっかり交換しておかないとあんまり意味ないな、ということです。
ゴム系パーツは定期的なチェック&交換が大切ですね。
※効果はあくまで個人的な感想です。環境や施工の組み合わせなどによって変わるかもです。
以上、我が家のミラジーノのデッドニング&静音化でした。
オススメは比較的費用もかからないドアトリムとエンジンルーム静音シート、そして静音タイヤへの交換。あと、意外とAピラーが効果ある気がします。
やってみて思ったことは2つ。
シンサレートを敷き詰めても、大元の穴をしっかりアルミテープで塞いで密閉性を高めないと意味がないということ。
そしてどんなにしっかり静音しても、ロアアームブッシュやエンジンマウントといった消耗品をしっかり交換しておかないとあんまり意味ないな、ということです。
ゴム系パーツは定期的なチェック&交換が大切ですね。
※効果はあくまで個人的な感想です。環境や施工の組み合わせなどによって変わるかもです。
以上、我が家のミラジーノのデッドニング&静音化でした。