ミラジーノL700Sのクラシックなメータースケールを自作する

メーターフェイス(メータースケール/文字盤)をIllustratorでデザイン・自作しました。

ミラジーノL700s・中期型のマルク。
アルミのメーターパネルにパイロットランプ風ウインカー。
こうなると白いメーターフェイスもクラシックな感じになんかしたくなってきます。
もともと黒いメーターが好みなので、そこにシートや内張りの色と合わせてベージュを入れた、オリジナルのメータースケールを作成することに。
分解して、構造をじっくり観察します。

純正のメータースケールをスキャン。
ズレると大変なので、レイヤーとして下に敷きつつillustratorで新しい文字盤をデザインしていきます。
マット紙にインクジェットで印刷します。
続いてこのメーターフェイスのモノクロ版を作成。
こちらはOHPフィルムに印刷します。
ミラジーノL700sの中期メーターは、裏から光を当てて文字が浮かび上がるタイプ。
なので、光らせたい部分(文字と目盛り)以外は透過しないようにせねばなりません。
メーターの光は意外と強く、OHPフィルムに印刷された黒だけでは全くもって頼りない。
ので、光にかざしながら水性ペンキと水性マーカーを使って真っ黒に塗りつぶしました。

重ねて、ちゃんと文字が浮かび上がることを確認し、糊付け。
※透ける部分に糊が付かないように気をつけましょう。

デザインナイフで距離計部分を慎重にくりぬいて、千枚通しでネジ穴を開けて、アクリルの台座に両面テープでペタッと貼り付け。

マルクのメーターを分解し、組み付けて完成。
インクジェットは紫外線に弱いので、最後に透明カバーにUVカットシートを貼って、完成。


むふふ、光っても良い感じ。

正直今回のカスタム、罠だらけで大変でした。。。
バックライトは思いのほか強く、適性なOHPと紙の構成がよくわからない。
メーターを分解する際、針はフォークを使っててこの原理で外しましたが、力の加減を誤りメーターが壊れそうになる。
針を外す前に定位置の写真を撮り、組み立てたあとの調整に時間がかかる。
タコメーターの針ストッパーが外すときに壊れるし、うまく外せてもまたはめるときに壊れるし…などなど。
挑戦される方は、リスクが大きいことを理解した上で、慎重に。
自己責任でお願いします!
ほかにもいろいろいじってます。>>