このように、我が家の下駄箱は、もともとよくある住宅メーカーの合板製でした。
LIXILのウッディーラインというものです。
ダークウォルナットなので、窓の少なさと相まって、玄関付近が24時間・365日薄暗かったんです。
ここはひとつ、明るくシャビーに模様替えしようそうしよう。
下駄箱の扉に貼る板を用意する
まず、扉の大きさを計測し、貼る板のサイズと配色パターンと数を決めます。
フォトショップを使って、配色イメージを作成。
ホームセンターでは、建材用のベニヤを購入
1850×900×4というサイズのわりに899円とおトクなんです。
大きいベニヤを買うときは、ベニヤ売り場ではなく壁材コーナーが狙い目…と個人的には思っております。
家には丸鋸がないので図面を渡し、カットサービスで切ってもらいました。
・刷毛とローラー
・水性ペンキ
・ワセリン
・自家製ステイン(お酢とスチールウールで作成)
・水性ステイン エボニー
フォトショップを使って、配色イメージを作成。
今回は色の塗り分けがキモ。
彩度の低いエイジングカラーと、ところどころハゲた白のペンキでシャビーな感じにしようと思います。
彩度の低いエイジングカラーと、ところどころハゲた白のペンキでシャビーな感じにしようと思います。
寸法を書き込みホームセンターへ。
ホームセンターでは、建材用のベニヤを購入
1850×900×4というサイズのわりに899円とおトクなんです。大きいベニヤを買うときは、ベニヤ売り場ではなく壁材コーナーが狙い目…と個人的には思っております。
家には丸鋸がないので図面を渡し、カットサービスで切ってもらいました。
ホームセンターで他に買ったもの
・業務用の木工用ボンド・刷毛とローラー
・水性ペンキ
シャビー塗装に使った塗料
・水性ペンキ・ワセリン
・自家製ステイン(お酢とスチールウールで作成)
・水性ステイン エボニー
ペンキはこちら。屋内用水性アンバースタイル。
板を塗装する
まず、仕上がりで白くなる部分の塗装から。
今回は塗装剥げから下地の色が見えるようにしたいので、下地として全体に水性ステインのエボニーを塗ります。
乾燥後、ところどころにワセリンを塗ります。
こうすることでペンキの定着を防ぎ、あとで簡単に剥がすことができます。
※オールクラックアップみたいなひび割れはしません
さて。ローラーで白いペンキを塗り塗り。
ここは息子・KJに任せてぼくは小休止。
実は彼、数日前からコロコロを楽しみにしていたんです。
まあ、赤ちゃんの頃によくコロコロでペルシャじゅうたんのゴミとってたし、ここはいっちょやってみてもらおう。
と、任せるや否や、初めてとは思えない器用なローラーさばきでみるみるうちに塗装完了。
おー、最高だよKJくん! しあげはとーたんがやるからな。
ささっと塗って、汚れた手でハイタッチした我々。
…逆に言えば、それだけペンキ塗りって、刷毛ではなくローラーを使うとムラになりづらいってことですね。
乾燥後に今度はやすりで表面をならします。
ワセリンを塗ったところがいい感じに剥げていき、この通り。
ラフな感じがオールクラックアップとはまた違った、かすれた感じの風合い。
ワセリンは薄く伸ばすだけでいいのでちっとも減らない。この量で1000円ほど。コストパフォーマンスも◎で、残りの板には、自家製ステインで塗装。
ずらーり。
下駄箱の扉に板を貼り付ける
下駄箱の扉を取り外し、作業場へ。あらかじめ取っ手部分も外しておきます。
アルコールティッシュでさーっと脱脂して、業務用接着剤をぶちゅう。
ハケで塗りたくります。
そして、あらかじめ作ったパターン図に則って板を並べてと…
上からもう一枚の扉を乗せて、圧着。
使用したボンドは建築内装用。
塗布して10分以内にはり合わせる速乾タイプ。
360g一本で、下駄箱の扉4枚分ピッタリでした。
こんな感じで4枚分。
乾燥したら、新しい取っ手を取り付けます。
新しい取っ手を取り付ける
座間のアンティークショップ・オールドメゾンファクトリーストアで見つけたビンテージ物の取っ手。
下穴を開けて電動ドライバーでギャーンッッと。
扉を元に戻したら、完成です。
LIXILとかの扉って、MDFに木目を貼り付けた合板なので、ボルト&ナット固定にした方がいいかなーとも思ったんですが、そもそも蝶番がネジだけで止まっているので問題なさそうです。
上の段はホームセンターで買ってきた取っ手。
「大」を買ったのに、ちょっと浅くて指がかりが悪いので、家にあった木材をサイコロ状にカットし、あえて無塗装で組み付け。
思惑どおり、玄関が1.5倍くらい明るくなりました。
やはり白は光をよく反射してくれます。
この下駄箱は、玄関扉を開けたら真っ先に飛び込んでくる光景。
我が家の「顔」が新しくなりました。
自分の作った扉に「おかえり」って迎えられるのって、なかなかいいものですね。
夫