スチールウールとお酢で作るシャビー塗料を試してみた

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新品の木にサッと塗るだけでこんなに古材っぽくなる塗料が、
200円で大量に作れるよー。
海外では有名らしい、お酢とスチールウールでできるシャビー系塗料。
なんでも長時間雨風太陽にさらされ続けた古材のように彩度の低い風合いにできるんだとか。
ダイソーに行ったらスチールウールもお酢も手に入ったので、試しに作ってみました。
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スチールウールをひとつ取り出し、なんとなくほぐして空き瓶にポン。
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穀物酢をビンの半分まで注いでフタして待つこと1日半。
特にお酢の色のままなんだけど、これでいいんだろうか。
半信半疑のまま、ハケでシナベニヤに塗ってみたところ
なんじゃこりゃ!
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塗った先から色が変わっていく!
ステインでいうところの、エボニーブラックのような色ですな。
思ってたより濃いと思いきや、乾いたところから明るい色合いに。
流木のような灰色に落ち着きました。
なんて不思議な塗料。
原理を調べてみたところ、お酢の持つ酸性の成分とスチールウールの鉄分が木に含まれるタンニンと反応してこんな色になるとかとか
塗料というより、薬品ですな。
特筆すべきはその扱いやすさ。
水性ステインかそれ以上に伸びが良く、テキトーに塗っても全くムラになる気配がありません。

ただし、ステインほど色の調整は望めない

ちょっと色を変えたかったので、
穀物酢を足して1/2に希釈したり、重ね塗りで濃くしようとしたりしてみましたが、正直ほとんど変わりませんでした。

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左が二度塗り、右が一度塗り。ぜんぜん変わらない。。。
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上:ベニヤのオモテに一度塗り
中:ベニヤの裏に一度塗り
下:何も塗っていない状態のベニヤ

着色というより化学反応でエイジングさせるからなのか、色の調整は少々コツがいりそうです。
でも、200円でこれが手に入るならコスパ良すぎ。
我が家は白いペンキと組み合わせて使いました。
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スチールウールとお酢の塗料、なかなか使えそうです。

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